日本がボジョレーヌーボーを喜ぶのには理由があります。
今まで飲んだことのない人も、手ごろな価格で買えるボジョレーヌーボーを試してみてはいかがでしょう。
ボジョレーヌーボーは、フランスのブルゴーニュ地方にあるボジョレー地区で造られています。その中でも、その年に収穫されたブドウから作られた新酒のことを言います。
ボジョレー地区で造られた新酒(ヌーボー)なので、ボジョレーヌーボーです。
また、1997年ごろの赤ワインブームから日本では流行りだしています。
2014年の解禁日は11月20日の木曜日です。
既に予約が開始されているところもあるので、購入を考えている方は早めに予約することをおすすめします。
解禁日は1985年から11月の第3木曜日と定められています。
その理由は、ボジョレーヌーボーはよく売れるため、メーカーが他のメーカーより早く売ろうと競争を始めたためです。
早く売りたいが為だけに品質が低下しているものまで売り始めたので、解禁日が設けられました。
また、日にちを指定してしまうと、土曜日や日曜日になる場合もあり、売上に影響があるため、木曜日と決まっています。
フランスでもボジョレーヌーボー解禁にお祭り騒ぎになります。
↓↓↓の動画はその様子です。
もし解禁日前に違反して販売をしても、日本ではそのような法律が無い為、逮捕されたりすることはありません。
ですが、仕入れ元からの信用は失い、それ以降問題なく売れるかというと話は別です。仕入れ元がこれを許すかどうかで、その販売会社の今後が決まります。
解禁日前に売られたボジョレーヌーボーを購入しても、お客には何も責任は問われません。
ボジョレーヌーボーに白ワインはありません。
ボジョレーヌーボーに使われているブドウは、ガメイ種というブドウです。
ガメイ種とは、赤ワインを作る為のブドウですので、ボジョレーヌーボーに白ワインはないということになります。
また、「ロゼ」ワインも多少なり作られています。
白ワインも種類としてはありますが、それはボジョレーではなく、他の産地で造られたヌーボーになります。
ボジョレーヌーボーに厳密に賞味期限と言うものはありません。
保管方法も、夏場は冷蔵庫に入れ、寒い時期は常温保存という形で問題はありません。
ですが、ワインによくある何年も長期保存をして熟成させるよう作られたワインではありませんので、購入して2~3ヶ月以内に飲むことをおすすめします。
ボジョレーヌーボーにはたくさんの種類があります。
大きく分けると、「ボジョレー・ヌーボー」と「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー」の二つになります。
ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーというものは、ボジョレー地区の中でも限られた地区で造られたワインになります。
ですが、ボジョレー地区は大変広い土地で、そこにはたくさんのワインを造っている方がいます。
ですので、造り手が多い分、上記の二種類の中で更に商品名やラベル等も違うということになります。
今年も出来が良いと噂です。
また、ホテル青森では今年の解禁日に合わせ
て、レストランでフェアを行うそうです。
様々なボジョレーヌーボーやお料理が楽しめますので、今年は是非、盛大にボジョレーヌーボーを祝ってみてはいかがでしょう。
これから解禁日までに今年のボジョレーヌーボーについてや、イベント情報がたくさん出ますので、吟味してみるのも楽しいと思います。
ボジョレーヌーボーには、カマンベールチーズや、前菜のような料理、軽めの肉料理が合います。
せっかくのボジョレーヌーボーですから、おつまみも自作してみると、より味が楽しめるかと思います。
中でもおすすめの料理は
・「タコのマリネ」
・「カプレーゼ」
・「アボカドとサーモンのサラダ」
となっています。
ボジョレーヌーボーは値段も様々です。
その理由は、現地から日本へ運ばれてくる際の手数料です重たい瓶ですとその分手数料もかかり値段も上がりますし、軽いものですとその分手数料も安くなります。
また、生産者や地区によっても異なり、腕の立つ生産者や限定された地区で造られたものは、それだけで他の物より値段は高いです。
ボジョレーヌーボーをありがたがるのはフランス以外では実は日本だけなんです。
その理由は、日本人は新酒を好む傾向があるからです。
ワインセラーも一般的でない日本では、熟成させたお酒を飲むことがあまりありません。
ですので、新酒であるボジョレーヌーボーが日本で人気となっているのです。
また、世界で一番早く飲めるのが日本と言われていますが、実は日付変更線を考えるとオーストラリアやニュージーランドの方が早く飲む事はできるんですね。
ただ、オーストラリアやニュージーランドは自分の国に品質のいいワインがあるので、特にお祭りをするような事は無いそうです。
兎にも角にも、お祭りで皆が楽しめるのが一番ですよね!